文書等並べて辿る、家康、松平一族・家臣「徳川家康75年の生涯 年表帖 下巻・後編」

激動の徳川家康の最終章

完結編。家康が秀忠に将軍職を譲り、駿府に退隠、「大御所政治開始」、幅広き人々との交流等から、「和子入内、内意」を得、「大坂の陣」で豊臣氏を滅ぼし「元和偃武」を果たし、没するまでの家康の軌跡を記載しました。
激動の徳川家康の最終章、読者の皆様の「家康像」考察の一助なれば幸いです。

NHK大河ドラマ「どうする家康」の脚本家古沢良太氏は、(家康は「ナイーブで頼りないプリンス」。「命からがら乱世を生き延びてゆく。それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか」と記す。
ロレンツォ・クラッソ(Lorenzo Crasso)は、「恰幅の良い中背で陰気な目をしている」・「徳を持ち合わせているものの、邪悪、貪欲、尊大、狡猾に塗れている」・「武力に訴えず、協議により勝利を得ていた」と記す。
坂口安吾は、「この人ぐらい図太い肚(はら)、命を捨てて乗り出してくる人は少ない」・「稀有なる天才の一人であつた」とも、「泥くさい不手際でかすめとつたというのは、彼はつまり凡そ人の天下をとるにふさわしくない場違い者であつた証拠である」とも記した。

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