人と思想31 シュバイツァー

三十歳を超えてから医学を志し,終生を恵まれぬアフリカ,ランバレネの黒人のために尽くした彼は,一九五二年にノーベル平和賞を受けて一躍有名になった。しかし,この間「文化哲学」など多くの著書をものにしているのは,慈悲に満ちた生活のうちに,常に人類文化に対する危機感を持ちつづけていたことを物語る。

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