くわしいカラー解答付 建築構造力学演習問題II(たわみ角法・固定モーメント法・D値法編)/ 青木 敬

従来の不静定構造力学問題集とは大きく異なり、微積等の高等数学やマトリックス等を用いずに理解できるようまとめられています。(ただし、多元連立方程式を解くためのネットサイト利用やエクセル関数等の知識は必要)
そして、徹底的に解答を詳しくしました。全部で問題は30問ですが、解答はその約3倍の88頁もあります。分かる方には何度も同じ説明があり、煩わしく思うほどです。問題は、基本的な問題ばかりです。従来の問題集では易しすぎて載せなかったであろう問題です。それに、解答はカラーでさらに分かりやすくなっています。
しかし、当問題集の重要なポイントは、「同じ構造」を「別の解法」で解くということです。「たわみ角法」・「固定モーメント法」・「武藤D値法」で6種類の同じ構造体を解きます。そうすると、解法は違っても、理論通りなら、同じ答えにならなければなりません。しかし、実際は異なります。
それぞれの解法で誤差もあります。それで、それらを手計算で体験し各構造の特徴を修得することができます。そうすることによって、構造のセンスを磨けると感じています。

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