僕らは、抱き合いながらすれ違う

「希望が見出せない時代に、寄り添う愛の言葉を」

『僕らは、抱き合いながらすれ違う』
Payao(ぱやお)

「希望が見出せない時代に、寄り添う愛の言葉を」

『詩を読みたくなる日』『となりの谷川俊太郎』で知られるポエムピースから、新しい現代詩詩集ができました。

現代詩人 Payaoが書く、苦しくて、もどかしくて、だけど愛おしい言葉の数々。
「失くしたことで気づける愛」をテーマに、30篇の詩をお届けします。

そういえば、
風の強い日が好きだった

永遠にのぼる雲
無限につづく向日葵

届かないモノを追いかけられるほど
心がありあまっていたのに

接続詞がもどかしい
余白のなかに帰りたい

大勢の人に囲まれても
心は宇宙でひとりきり

やっと大人になれたのに
やっぱり生き直したいなんて

そんなの、絶対
寂しくないですか

(本文より抜粋)

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