阿賀の岸から 柳水園ものがたり 配送ポイント:14[M便 14/19]
咲花温泉「柳水園」に集う『新潟水俣病 安田患者の会』の物語
舞台は新潟県五泉市の咲花温泉「柳水園(りゅうすいえん)」です。毎年、四月の第三土曜日と日曜日に開かれる『新潟水俣病 安田患者の会』の花見会に、人々が集う場面から、この物語は始まります。
著者は、自らを「水俣と新潟の若いひとたちの交流を支える応援団」と位置づけ、新潟水俣病事件が世間から忘れられないために、患者たちを父や母のように慕いながら、その話を聞き取り続けてきました。
患者たちのそばに居る。話を聞く。共に湯に浸かり、酒を酌み交わす。そうしている間にも、患者はひとり、またひとりと亡くなっていきます。そして、逝ってしまった患者たちを、そのひとが生きた証を見守り続けた人たちのやり方で見送ります。
花見会を始めた頃(1996年)には100人近くいた患者会からの参加者が、2019年の春に、ついにひとりになったとき、また新しい息吹がもたらされます。活動は、ゆるやかに、その形を変えながら、これまでも、そしてこれからも関わり続けるひとたによって新たな物語がゆるやかに紡がれていきます。
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