権威主義体制にとって選挙とは何か 独裁者のジレンマと試行錯誤 / 山田紀彦

独裁者は選挙で何を目指し、何を得ているのか。多様な意図、選挙統制の実際とは。 7カ国の事例分析から権威主義体制の核心に迫る。現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。従来「体制維持」を目的に行われると考えられるのが一般的だったが、本書は七カ国の事例分析を通してそこにより多様な意図があること、しかもその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを印象的に描き出す。不明な点が多い権威主義国の統治メカニズムを明らかにする画期的研究。<br><br>山田紀彦
ミネルヴァ書房
2024年02月
ケンイ シユギ タイセイ ニ トツテ センキヨ トハ ナニカ
ヤマダ ノリヒコ
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