ミクロ憲法学の可能性 「法律」の解釈に飛び込む憲法学 / 片桐直人

実際の制度・個別法令の条文運用に憲法学的な分析を加える「ミクロ憲法学」を通じて、大きな憲法解釈・憲法理論の文脈へと環流する。法律時報2020年8月号〜2022年9月号まで全24回連載した同名連載の書籍化。憲法学からの基調報告、個別法専攻の研究者からのコメント、憲法学からの再応答を1ユニットとして、旧優生保護法の国賠請求、生活保護の支給をめぐる問題など、様々なテーマを扱う。個別の法令の条文解釈や運用を適切に踏まえつつ、そこに憲法学者が協働的に参画し、条文解釈や運用に対して批判的な検討と止揚の可能性を探ることで、より大きな憲法解釈・憲法理論の文脈へと環流することを目的とした意欲的なプロジェクトの集大成。
片桐直人
日本評論社
2023年05月
ミクロ ケンポウガク ノ カノウセイ
カタギリ ナオト
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