悪口ってなんだろう (ちくまプリマー新書 432)

筑摩書房

「○○さんは悩みがなくていいね」「冗談で言っただけだよ」「アホと言う方がアホだ」 「ほんま私頭悪いから」「どうして一生懸命やらないの」「人として下だよね」 「いじってあげてるだけじゃん」「事実を述べて何が悪いんですか」 これらは悪口だろうか? どこが悪いか説明できるだろうか? 悪口はなぜ悪いのかを問われたとき、シンプルに「人を傷つけるから」といった理由が思い浮かぶかもしれない。たしかに子どものころに「そんなこと言われたら傷つくでしょ」といって、悪口をたしなめられたことがあるだろう。ただしそれでは悪口の悪さをうまく説明できていない。たとえば、恋人からの別れのことばで傷ついてしまうかもしれないが、それはもちろん悪口ではない。 □悪口とは何か?  □悪口と軽口や冗談は何が違うのだろうか?  □まっとうな批判とは何が違うのだろうか?  □どうして「タコ」とか「ザコ」とか他の生き物を指すことばで悪口を言うのだろうか?  □どうして悪口を言うのは楽しいのだろうか? □悪口はなくならないのだろうか? こうした問いに答え、悪口を通じて人間の本質に迫る。 メディアで紹介 □毎日新聞「話題の本」武田

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